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岡山・東京の測定アマチュア:日々の放射線量資料集


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Inspectorの校正を自前で行う(準備)

Inspector専用校正用ジェネレーター
Radiation Alert INSPECTOR Geiger Counter ELECTRONIC CALIBRATION / TESTER UNIT -2nd Generation
Inspectorの校正を自前で行う(準備)_e0254765_17484088.png


海外の通販サイトで販売されていた。校正に出すと非常に高いため、もしこのようなジェネレーターを使って自前で校正ができれば便利だ。

英語では使い方が書いてあったが、面倒なので翻訳文を探した。
Inspector Calibration で検索すると以下のような説明書きが出て来て、英語本文と違いないのでここにメモ





Inspector AlertやPlus専用のキャリブレーションユニットです。(校正用ジェネレーター)
Inspector Alert Plus以外には使用できません

Electoronic Calibration Unit

製造国 アメリカUSA製

このキャリブレーションユニットを使用することによって、工場出荷状態と同じ設定に戻すことができます。
(137Cs)セシウムを使った校正は、校正線源の管理および取り扱いが無資格では出来ません。
(届出がいらない強さの137Csでは線量が弱すぎてガイガーカウンターの校正はできません。)

したがって、校正を個人的に行う場合は、主にInspectorのマニュアルにも記載されているジェネレーターを使った方法により行います。
(メーカーでも、出荷時にはジェネレーターによる校正を行います。)

このジェネレーターはすでに基準のシグナルがでるように調整されていますので、これを基準に校正を行います。
厳密には、※経年変化誤差によりこのジェネレーターも校正を行う必要があるかと思いますがそこまで厳格に行う必要はないと思います。
その理由は、もともとガイガーカウンターの機器誤差は±15%~20%もありますので経年変化誤差以上の値です。

(補足:※経年変化誤差はどのメーカーのジェネレーターを使用するとしても同じことが言えます。)

Inspectorの誤差がある程度の範囲に納まっているのを判断する目的で使用するというのがこの校正装置の使い方です。
厳密な校正を期待する方は、機器をメーカーに送って校正依頼を行うか、または国内の校正事業所機関へご依頼になったほうがよろしいかと思います。

1年に一度の校正を行う必要のある事業所様に関しましてはこの機器は目安の基準にはなりますが厳密なものにはなりませんのでご承知のほどお願いいたします。
校正についてよくわからないという方は、一度当店にお問い合わせください。

【準備&使用方法の説明】

あらかじめ、Inspectorの表示モードを「mR/Hr」に切り替えておきます。
※Inspectorの電源が切れている状態で、ジェネレーターからの信号の入力をしないように注意してください。
Inspectorの電源が切れている時に、ジェネレーターの信号をいれると、
故障の原因になりますのでご注意ください。

1.Inspectorのスイッチの位置をmR/Hrにセットする。
2.Inspector電源OFF、ジェネレーター電源OFF
3.ジェネレーターのピンプラグをInspectorの2.5mmジャックに差し込みます。
(ジェネレーター電源OFF、Inspector電源 OFF)
4.Inspectorの「-」ボタンを押しながら電源を入れます。
(「CAL」と「00:15」)とLCDに表示されてカウントダウンが始まります。
5.カウントダウンは15秒続きますので、この間に、ジェネレーター側の電池をつないでジェネレーターの電源をいれます。
(ジェネレーターにはスイッチがついておりませんので、電池を接続した時に動作を開始いたします。)
6.カウントダウンが終わると、「CAL」「SET」「mR/hr」「その時の数値」が表示されますので、
数値を「20.00」になるように「+」ボタンか「-」ボタンを押してその数字に合わせます。
合わせ終わったら、「SET」ボタンを押します。
(「-」ボタンか「+」ボタンは3回押すと、数字が1だけ変化します。微調整可能です。)
7.SETボタンを押して設定が終わったら、ジェネレーターの電池を外し、その次にInspectorの電源を切り、
Inspectorからジェネレーターのプラグを引き抜きます。
以上で設定が終了です。
※設定前では、Inspectorの電源を入れるときに、初期設定値で「CAL」「100」と
表示されていたものが、「CAL」「99」などのように表示されていると思います。
以上で校正は終了です。

【商品の説明】

アメリカ製ジェネレーターユニット 2.5mmピンプラグ付き
発生パルス 85μSec
付属品 本体他、英文説明書 1枚
使用電源 006P 9V





これだけ見ると非常に簡単にできそうだ。セシウムなどの線源を使わないで校正できるというのもいい。
(実際はちゃんと送られてきて試してからになる。ただ日本の代理店から買うと、数倍近い値段になるので海外の危なくない通販サイトから手に入れた方がよさそう)

Inspectorにはピンプラグの様な外部出力があるのでいいのだが、ほかのガイガーカウンターも自前でこのような校正ができると良いのだが、そういう仕組みが備え付けてあるガイガーカウンターはほとんどないのが現状だ。
by mmwhale | 2013-02-18 17:51 | Inspector EXP