岡山・東京の測定アマチュア:日々の放射線量資料集
by mmwhale
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RDS-30で測る岡山の日常
ガンマ線だけを迅速に測定できるRDS-30をなんとか入手できたので順次測定結果を投稿していきます。
まずRDS-30は電磁波・磁場などの耐性が確保されているため多くの行政機関でも活用されている機種の様です。私の知る限りでは、南は大分県の消防署、東は千葉・神奈川でも使用されており(一部、シンチレーション式に切り替えた地域もあります)、単純に、比較しやすいということと、以下のGM管のスペックが興味深いものでしたので、追加しました。
*ガンマ線およびX線、48keV~1.3 MeV
シンチレーション式のRadi、Mr.Gammaなどの場合は150KeV〜の対応なので、より低いエネルギーから捉えることができます。
また、行政が地表に直置きした測定値を公表したり、空間1mで公表しているのも参考になります。
エネルギー補償型のGM管なんてどうなのかな?と思いましたが、使用してみると過小評価するわけでもなく、そのエネルギーの範囲(48KeV〜1300KeV)でガンマ線を正直に捉える機種だなと感じました。
(ただ、RDS-30のGM管についてはマニュアルにも当然載っていませんし、TERRA-Pなどでよく使われているSBMシリーズなのか、あるいは何なのかもよくわかっていません。)
<岡山での試運転>
0.10以上にはなります。いくつかの地点で直置きしたり、空間を測りましたが、0.09〜0.14その範囲です。
室内ではかなり高くなる場合があります。写真はInspectorと比較しましたが、かなり反応が似ています。Inspectorの方で値が大きくなると、RDS-30の方も大きくなります。0.20くらいに急激に反応しては今度は0.12に戻ったりと、なかなかめまぐるしい動きをします。
二機種ともに、低いエネルギーのガンマ線に対応しているため、同じものを拾っているのかもしれません。
建材の中に秘密がありそうです。
まずRDS-30は電磁波・磁場などの耐性が確保されているため多くの行政機関でも活用されている機種の様です。私の知る限りでは、南は大分県の消防署、東は千葉・神奈川でも使用されており(一部、シンチレーション式に切り替えた地域もあります)、単純に、比較しやすいということと、以下のGM管のスペックが興味深いものでしたので、追加しました。
*ガンマ線およびX線、48keV~1.3 MeV
シンチレーション式のRadi、Mr.Gammaなどの場合は150KeV〜の対応なので、より低いエネルギーから捉えることができます。
また、行政が地表に直置きした測定値を公表したり、空間1mで公表しているのも参考になります。
エネルギー補償型のGM管なんてどうなのかな?と思いましたが、使用してみると過小評価するわけでもなく、そのエネルギーの範囲(48KeV〜1300KeV)でガンマ線を正直に捉える機種だなと感じました。
(ただ、RDS-30のGM管についてはマニュアルにも当然載っていませんし、TERRA-Pなどでよく使われているSBMシリーズなのか、あるいは何なのかもよくわかっていません。)
<岡山での試運転>
0.10以上にはなります。いくつかの地点で直置きしたり、空間を測りましたが、0.09〜0.14その範囲です。
室内ではかなり高くなる場合があります。写真はInspectorと比較しましたが、かなり反応が似ています。Inspectorの方で値が大きくなると、RDS-30の方も大きくなります。0.20くらいに急激に反応しては今度は0.12に戻ったりと、なかなかめまぐるしい動きをします。
二機種ともに、低いエネルギーのガンマ線に対応しているため、同じものを拾っているのかもしれません。
建材の中に秘密がありそうです。
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by mmwhale
| 2013-06-17 02:16
| 測定:RDS-30
Inspectorがトリチウムのβ線を拾う
海外のトリチウムキーホルダーをInspectorで測ってみる。
まず、なんの遮蔽もしていない状態
300CPMも出た
次に、アルミ付きの樹脂プラで遮蔽する
急激に下がりほとんどバックグラウンドに直置きしたときと変わらない
つまり、γ線以外の放射線が強いわけで
それはβ線?α線? 一般的にトリチウムは「β線核種」と呼ばれている
[動画で確認]
⇒トリチウムキーホルダーの怪
⇒ガンマ線だけにするとバックグラウンドとほとんど同じ。驚きの下降率
まず、なんの遮蔽もしていない状態
300CPMも出た
次に、アルミ付きの樹脂プラで遮蔽する
急激に下がりほとんどバックグラウンドに直置きしたときと変わらない
つまり、γ線以外の放射線が強いわけで
それはβ線?α線? 一般的にトリチウムは「β線核種」と呼ばれている
[動画で確認]
⇒トリチウムキーホルダーの怪
⇒ガンマ線だけにするとバックグラウンドとほとんど同じ。驚きの下降率
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by mmwhale
| 2013-04-25 22:51
| Inspector EXP
Inspectorはどんなエネルギー(KeV)を拾うのだろうか
KeVはエネルギーボルトの単位。ほとんどのガイガーカウンターでK(キロ)からが測定の範囲となっている。また、MeVの場合もある。MeVは単純にKeVの1000倍。
KeVはエネルギーの単位でもあるが、どういった放射能をターゲットにするのかにも関わってくる。
【この一覧に同位体別のエネルギーと放出率がリストアップされている】
http://www.csupomona.edu/~pbsiegel/bio431/genergies.html
Inspectorの製品ページを見てみる。
http://seintl.com/products/inspectorplus.html
するとこの様にある。
意訳→
・α線の検知は2MeV〜(2000KeV〜)
・β線の検知は0.16MeV〜(160KeV〜)ただし一般的には約1MeV(1000KeV〜)25%の検知
・γ線の検知は10KeV〜
そして、こういった図が入っている。
エネルギーの反応をKeVで描いたグラフのようだ。この図はCs137を例に挙げているようだが、10の何乗という表記なので見にくい。
それと"End Window"と"Side Wall"の意味がわからない。解る人がいればコメントください。
本家のマニュアルの方がもう少しシンプルだ。
http://www.seintl.com/manuals/inspector_operation_manual_english.pdf
グラフの縦0〜5はRELATIVE COUTRATE となっているが要するに「どれくらいのエネルギー(KeV)の場合に反応が冴えるのか」ということになる。10の二乗(1000)KeVより低い辺りがかなり高い。
でもこのグラフも読みにくい。恐らく600?くらい? たぶんそうだろう。
一方、マニュアルにはこんなことも書いてある。Inspectorの検知について先ほど書いたけれども、これと対応する。
・α線の検知は2000KeV〜
・β線の検知は160KeV〜、ただし一般的には約1000KeV〜25%の検知
・γ線の検知は10KeV〜
どうやらストロンチウム90とイットリウム90の2つのエネルギーで捉えることができるらしい。前半の製品ページでも見たようにβ線については160KeV〜検知ができるとある。
ストロンチウム崩壊の際は0.546 MeV(546KeV)が発生するが、これを捉えることができるようだ。
2.3MeVについてはイットリウム90のことだろう。そちらは2.28MeV(2280KeV)のエネルギーが出る。
このように見てみると、ガイガーカウンターの種類によって検知するエネルギー(KeV)や拾える効率が違うことがわかった。
例えば、TERRA-Pの場合のエネルギー検知
TERRA-Pのβ線:0.5 - 3.0MeV(500KeV〜3000KeV)
TERRA-Pのγ線: 0.05 - 3.0MeV(50KeV〜3000KeV)
http://www.realjapanrus.jp/blog_detail/id=49
KeVはエネルギーの単位でもあるが、どういった放射能をターゲットにするのかにも関わってくる。
【この一覧に同位体別のエネルギーと放出率がリストアップされている】
http://www.csupomona.edu/~pbsiegel/bio431/genergies.html
Inspectorの製品ページを見てみる。
http://seintl.com/products/inspectorplus.html
するとこの様にある。
Detects Alpha down to 2 MeV.Detects Beta down to .16 MeV; typical detection efficiency at 1 MeV is approx. 25%. Detects Gamma down to 10 KeV through the end window.
意訳→
・α線の検知は2MeV〜(2000KeV〜)
・β線の検知は0.16MeV〜(160KeV〜)ただし一般的には約1MeV(1000KeV〜)25%の検知
・γ線の検知は10KeV〜
そして、こういった図が入っている。
エネルギーの反応をKeVで描いたグラフのようだ。この図はCs137を例に挙げているようだが、10の何乗という表記なので見にくい。
それと"End Window"と"Side Wall"の意味がわからない。解る人がいればコメントください。
本家のマニュアルの方がもう少しシンプルだ。
http://www.seintl.com/manuals/inspector_operation_manual_english.pdf
グラフの縦0〜5はRELATIVE COUTRATE となっているが要するに「どれくらいのエネルギー(KeV)の場合に反応が冴えるのか」ということになる。10の二乗(1000)KeVより低い辺りがかなり高い。
でもこのグラフも読みにくい。恐らく600?くらい? たぶんそうだろう。
一方、マニュアルにはこんなことも書いてある。Inspectorの検知について先ほど書いたけれども、これと対応する。
・α線の検知は2000KeV〜
・β線の検知は160KeV〜、ただし一般的には約1000KeV〜25%の検知
・γ線の検知は10KeV〜
効率:Sr(Y)-90: 約38%拾う
同位体 E最大MeVでの効率:90 Sr(Y) 546 keV と 2.3 MeV(2300KeV) で38%
どうやらストロンチウム90とイットリウム90の2つのエネルギーで捉えることができるらしい。前半の製品ページでも見たようにβ線については160KeV〜検知ができるとある。
ストロンチウム崩壊の際は0.546 MeV(546KeV)が発生するが、これを捉えることができるようだ。
2.3MeVについてはイットリウム90のことだろう。そちらは2.28MeV(2280KeV)のエネルギーが出る。
このように見てみると、ガイガーカウンターの種類によって検知するエネルギー(KeV)や拾える効率が違うことがわかった。
例えば、TERRA-Pの場合のエネルギー検知
TERRA-Pのβ線:0.5 - 3.0MeV(500KeV〜3000KeV)
TERRA-Pのγ線: 0.05 - 3.0MeV(50KeV〜3000KeV)
http://www.realjapanrus.jp/blog_detail/id=49
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by mmwhale
| 2013-04-21 00:30
| Inspector EXP
横浜市港北区の測定で「低」空間 「高」地表を確認
<空間は低い>
ここは横浜市港北区のとある住宅地
空間線量は岡山と比べてかなり低い(普段岡山市道路上では0.11〜0.13μSv/h)
0.08μSv/hくらいかもっと低い
●動画で確認→https://vine.co/v/bDlxWn2DAVO
<地表は高い>
地表は岡山と比べて倍近く高い(普段岡山市の道路では70〜80CPM)
100〜140CPM
●動画で確認→https://t.co/YC4afVOtZo
港北区でたまってそうな場所を測定。道路のくぼみも測ってみた
130〜150CPMくらい
(ちなみにμSv表示では0.49μSv/h近くなる)
●動画で確認→https://vine.co/v/bDlTPVLWFFd
ここは横浜市港北区のとある住宅地
空間線量は岡山と比べてかなり低い(普段岡山市道路上では0.11〜0.13μSv/h)
0.08μSv/hくらいかもっと低い
●動画で確認→https://vine.co/v/bDlxWn2DAVO
<地表は高い>
地表は岡山と比べて倍近く高い(普段岡山市の道路では70〜80CPM)
100〜140CPM
●動画で確認→https://t.co/YC4afVOtZo
港北区でたまってそうな場所を測定。道路のくぼみも測ってみた
130〜150CPMくらい
(ちなみにμSv表示では0.49μSv/h近くなる)
●動画で確認→https://vine.co/v/bDlTPVLWFFd
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by mmwhale
| 2013-03-27 09:04
| Inspector EXP
Inspector校正ツールを使ってみた
本日届いた"RadiationAlertINSPECTOR-GeigerCounterELECTRONIC-CALIBRATION-TESTER-UNIT-2ndGeneration"を使い、Inspectorを校正してみた。
Inspectorの校正を自前で行う(準備)
手順はシンプルだが、ちょっと手間取る部分もあったのでメモ。
動画で手順を撮ってみた
まず、ユニットは余りにも軽いので、実は何も入ってないんじゃないかと思ってしまう。(詐欺?)
だが、中を調べてみるとパルスを発生すると思われる仕組みが入っていた。
【手順①】あらかじめInspectorをmR/hr μSv/hモードに切り換えておく。
【手順②】電源はOFFにする。
【手順③】ユニットへは電池を付けると起動するが、まだ電池は入れない、用意だけしておく。
【手順④】ユニットに電池を付けないまま、ミニジャックをInspectorに接続する。
【手順⑤】マイナスボタンを押しながら、電源をON。
【手順⑥】ここからが忙しい。15秒以内にユニットに電池を入れる。
【手順⑦】カウントが入れるとInspectorは校正モードに入ったようだ。しばらくすると、非常に高い数値が出てくる。無事にユニットからパルスが発生されていることがわかる。
【手順⑧】"SET" が点灯してから、Inspectorの(+)か(ー)ボタンを押して、測定値が20.00(単位mR/hr)になるように調整する。→調整が終わったら(SET)ボタンを押す。
【手順⑨】校正が終わったようだ。ユニットの電池を抜く。※先に電池を抜く手順になっている。
【手順⑩】ジャックを抜く。※次にジャックを抜く手順になっている。
【手順⑪】最後に、Inspectorの電源をOFF。
これで校正は完了した。問題がないか試運転してみる。特に変わった感じもしないがこれで終了。
Inspectorの校正を自前で行う(準備)
手順はシンプルだが、ちょっと手間取る部分もあったのでメモ。
動画で手順を撮ってみた
まず、ユニットは余りにも軽いので、実は何も入ってないんじゃないかと思ってしまう。(詐欺?)
だが、中を調べてみるとパルスを発生すると思われる仕組みが入っていた。
【手順①】あらかじめInspectorをmR/hr μSv/hモードに切り換えておく。
【手順②】電源はOFFにする。
【手順③】ユニットへは電池を付けると起動するが、まだ電池は入れない、用意だけしておく。
【手順④】ユニットに電池を付けないまま、ミニジャックをInspectorに接続する。
【手順⑤】マイナスボタンを押しながら、電源をON。
【手順⑥】ここからが忙しい。15秒以内にユニットに電池を入れる。
【手順⑦】カウントが入れるとInspectorは校正モードに入ったようだ。しばらくすると、非常に高い数値が出てくる。無事にユニットからパルスが発生されていることがわかる。
【手順⑧】"SET" が点灯してから、Inspectorの(+)か(ー)ボタンを押して、測定値が20.00(単位mR/hr)になるように調整する。→調整が終わったら(SET)ボタンを押す。
【手順⑨】校正が終わったようだ。ユニットの電池を抜く。※先に電池を抜く手順になっている。
【手順⑩】ジャックを抜く。※次にジャックを抜く手順になっている。
【手順⑪】最後に、Inspectorの電源をOFF。
これで校正は完了した。問題がないか試運転してみる。特に変わった感じもしないがこれで終了。
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by mmwhale
| 2013-02-27 13:12
| ガイガーの工夫